一般社団法人 日本古琴振興会
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イベント報告

2020年

12月30日(木) 古琴ZOOM忘年会

2020年の活動を振り返り、一年を締めくくる忘年会を行いました。ZOOM越しの集いではありましたが、古琴振興会の一層の繁栄を願う一致の時間となりました。

12月26日(土)  東洋琴学研究所主催オンライン・シンポウシム

『琴曲 "漁樵問答"対東亜文化的影響』にオンラインで参加。

参加者 : 武井欲生師、王 励氏

11月30日(月)  古琴修復に関するオンライン・シンポジウム (中国山東省青島)

中国青島市博物館、湖南省博物館、中国博物館協会楽器専門委員会が共同開催した「館蔵古琴保護修復使用国際交流研究会」に、武井欲生師がオンラインで「日本における古代琴の保存」について発表しました。

その他発表した方は、中国青島市博物館の代表、湖南省博物館代表、中国博物館協会楽器専門委員会代表以外、香港中文大学音楽研究者とフランス古代ピアノを修復研究者がありました。
古い古琴を如何に修復するかについてのシンポジウムでした。

修復に関する考え方が中国と日本では異なる点が、興味深いものでした。
中国では、修理し保存する。
日本では、本体はそのまま保存に注力し、レプリカを作成する。

11月14日(土) オンライン・シンポジウム「東アジア音楽思想における和」 (東京都文京区)

東京大学東アジア藝文書院にて、儒学の中で「和」という概念がどのように捉えられてきたかを題材にシンポジウムが開催されました。

田中有紀先生は「中国における古琴文化と和」を発表し、それに合わせるように武井先生が
「神人暢」「白雪」「もののけ姫」
の3曲をオンラインで披露しました。

本振興会の関係者も多数視聴していただき、稗田浩雄(未来工学研究所、東洋琴学研究所)特別顧問と呉本舜氏が質疑に参加しました。

11月3日(火・祝)  日本古琴振興会「おさらい会」            (東京都渋谷区)

日時:2020年11月3日(火祝)13:00~17:00

会場:国立オリンピック記念青少年総合センター 桜花亭

参加者:16名


第一部 : 13:00~14:30
第二部 : 15:00~16:30

新型コロナウィルスの関係で施設管理者から10名以内での利用を要請されましたので、会を2部に分けて開催しました。

第二部内で昇段の免状授与を行いました。
中伝: 川瀬史麻(敬称略)
入門初伝: 津島彰悟・章寧・楊封琴・上村楚世歌・小田切貴子

10月25日(日)  「重陽琴会」(武井欲生師の私的イベント) (東京都大田区)

10月25日は陰暦九月九日、秋の節句「重陽」の日です。
「重陽」は菊と深く縁があります。

古代中国では健康や長寿を祈願して、「重陽」の日に菊酒を飲みます。
日本も平安時代から、邪気を払う行事として「観菊の宴」を盛大に行われました。

今年、新型コロナの蔓延で、人々が集まるイベントがなかなか開催できませんでした。
そこで「重陽」の日に「生風流」奥伝の方々を中心に、会員の皆様のご健勝、日本古琴振興会の飛躍を願い、私的な会として、「天生閣」(居宅自称)で小さい「重陽琴会」を開きました。

10月3日(土)  ネットで繋がろう‐日仏独共演「中秋琴雅集」

日時 :10月3日(土曜日)日本時間21時 場所:各自自宅等(PCまたはスマートフォン必須)
日仏独の琴人を迎え、オンライン・ライブを開催しました。 時差もあり、日本時間午後9時前より始まりました。 尚、日本側から参加された方は以下のとおりです。

秋風詞
小田切貴子女史
歸去來辭
川瀬史麻女史
斯卡布羅集市(スカボローフェア)
王曉琴女史
平沙落雁
本堂明恵女史
竹田子守歌
呉本舜氏
雙古琴「幽靈公主」(もののけ姫)
武井欲生師

9月19日(土)  「久良岐能舞台 秋の集い 」 (舞衣佳きもの学院・神奈川県横浜市磯子区)

日時 :2020年9月19日 10:00~17:30
演奏時間 約1時間 舞衣佳きもの学院主催の文化コラボイベント。和装着付けや演舞等の中に和楽器等の演奏があり、その中で当振興会の広報も含め、古琴の演奏をさせていただきました。
[参加者] 三浦祐子、陳路、川瀬史麻、楊封琴

9月12日(土)  「倫敦←→東京オンライン・ライブ ロンドン幽蘭琴社主催 」

新型コロナの影響で、予定していたイベントが中止になりました。
そこで海外の琴人の方々とオンラインで繋がり、その第一弾として英国の琴人の方々とzoomを利用したオンライン・ライブに参加しました。
武井欲生師が「楚歌」を演奏しました。どうしても、-9時間の時差がありますので、日本側は『夜』となってしまいます。しかし、欧州の琴士とのコラボレーションは、大切な活動と考えています。 

8月8日(土) 浴衣の会

緊急事態宣言の発令を受けて中止。

7月26日(日) 東京2020大会サーフィン競技期間中の一宮町イベント(千葉県一宮町)

緊急事態宣言の発令を受けて中止。

7月25日(土) 「瞑想とお茶と琴の会」in正法山明法院

緊急事態宣言の発令を受けて中止。

6月6日(土) 琴遊会

緊急事態宣言の発令を受けて中止。

4月4日(土) 第六回日中文人交流会(上野・東京国立博物館「応挙館」)

毎年桜の季節に継続して開催して参りました交流会ですが、諸々の事情につき、今年度は開催を見送ることとなりました。

2月1日(土) 14:00~16:00 「琴遊会 2020 春節の会」 (東京都品川区)

今年も偶数月に「琴遊会」を開催していきます。

令和二年初回の二月は春節スペシャル。

今回、特別ゲストとして中国・澳門から二胡奏者の馮漢祥先生をお迎えし
“高胡(粤胡)”を演奏いただきました。

粤胡は、二胡を広東風に改良したもので、華やかな高音が特徴です。

武井欲生先生の古筝と駆け合いながら、春節を寿ぐかのような広東音楽が明るく響き渡りました。
実は馮先生は、武井先生が学生だった頃の楽団の大先輩で

「上達したね~」

との先輩のお言葉に一同爆笑でした。

参加者は、ゲスト演奏者やお客様も含めての15名。
東京聴風琴社の社中による演奏は「双鶴聴泉」、「帰去来辞」、「陽関三疂」、「憶故人」、「鷗鷺忘機」、「碧間流泉」。
古琴と篠笛の共演で「さくら」もご披露いたしました。

ご用意したお茶はプーアール茶。虎屋の羊羹とともにお楽しみいただきました。